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障がい者の防災

自然災害等が発生した場合に障がいがある人が直面する困りごとはたくさんあります。障がいの内容も人それぞれ異なりますので、困りごとの内容も一律ではなく、災害発生時の情報と状況の把握ができない、一人で移動や行動ができない、救助を求めたり意思を伝える手段がないなど様々あり、ここに挙げたものもほんの一例です。
そして避難生活では普段慣れない環境の中で食事、排泄、入浴、就寝することは介助を必要とする障がい者が抱える負担を一層大きくします。
こうした災害時に障がい者が直面する負担を少しでも和らげ、支援を受けられるように、情報を共有して近隣や地域、自治体が協力し合うことが必要不可欠です。


備蓄品においても、障がいの内容により、必要な物も変わってきます。私たちは障がい者の当事者との接点を持ちながら、役に立つ商品の開拓や開発にも取り組んでいきたいと考えています。


そして防災対策において、障がい者の当事者、ご家族、支援者、施設関係者との情報共有をしながら必要な情報発信や備蓄品のご提供を通じて、障がい者が災害時に分け隔てなく支援が受けられる社会の実現に向けて取り組んで参ります。

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最低限知っておきたい情報

お住まいや外出先のハザードマップを確認

ハザードマップとは、ご自身のお住まいや外出先周辺で災害が起きたときに、どこにどのような危険があるのか、また、どこに避難したら良いのかという情報を地図上にまとめたものです。お住いのハザードマップについて、災害の種類と災害状況、そして障がいの種類によって対応が異なります。
 

主なハザードマップの種類として8つ、

「洪水」・「内水」・「高潮」・「津波」・「火山」・「宅地」・「土砂災害」・「地震危険度」

 

主な障がい者の種類は5つ、

「視覚」・「聴覚」・「肢体」・「知的」・「精神」


国土交通省では「わがまちハザードマップ」を公開しており、全国の市町村が作成したハザードマップを地図や災害の種類から簡単に検索することができますので、平時にご確認いただくことをおすすめします。
また、災害の種類や災害の状況、障がいの種類に合わせ、自宅待機か避難所に行くべきかを事前に当事者とご家族、介助者と検討しておくことが大切です。

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災害時を想定して支援体制を確認しておきましょう

東日本大震災においては、被災地全体の死者数のうち障がい者の死亡率は被災住民全体の 死亡率の約2倍※1に上りました。 その教訓を踏まえ平成25年の災害対策基本法の改正により、市町村に『避難行動要支援者名簿』の作成が義務化されました。

『避難行動要支援者名簿』とは、大規模な災害が発生した際に、高齢者や障がい者などの要配慮者のうち、特に支援を必要とする方を 『避難行動要支援者』といい、こうした方々の名簿(避難行動要支援者名簿)を災害前に作成しておき、平常時からの防災活動や災害時の 避難支援等に役立てる制度です。

この制度を受けるには、『避難行動要支援者名簿』に登録が必要ですので各自お住いの自治体へ確認してみましょう。 尚、名簿に登載されていても必ずしも支援してもらえると安心するのではなく、ご家族やご近所の方々にいざというときの支援をお願い しておくことや支援を受ける際に配慮して欲しいことを書いた「ヘルプカード」を作成しておくなど、日頃からご自身の備えも重要です。

また、「ヘルプマーク」を身に付けた方を見かけた際は、援助や配慮することを心掛けましょう。(ヘルプマークの詳細についてはこちら

 

また、各自治体には『避難行動要支援者』が避難できる場所として一般避難所での避難生活が著しく困難な方で特別な配慮が求められる方々を対象 とした『福祉避難所』(二次避難所)があります。要配慮者を受け入れるための設備、器材、人材など安心して生活ができる体制が整備された施設です。 『福祉避難所』は、災害時に必要に応じて開設する二次避難所となります。平常時には入所・通所施設として運営されており、災害時には、各施設の 安全確保や職員の配置等の確認を行った上で、施設の空きスペース等を利用して開設されます。

最低限対策しておきたいポイント

1. 災害後に安全に移動ができるよう自宅の避難導線の確認と対策をしておきましょう

地震により家具・家電が転倒し、車椅子が通れない、歩行の妨げになる箇所を確認し、家具転倒防具で対策をしておきましょう

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釘やネジを使用しなくても家具が固定できる。
不動王T型固定式

地震や台風などにより窓ガラスが割れて怪我をしないよう窓ガラスに飛散防止フィルムを貼って対策をしておきましょう

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透明なので貼って目立たない

ガラスの飛び散り抑止テープ

※網入りガラスに貼れないフィルムもありますので、ご注意ください。

火災発生に備え、消火設備の定期点検や消火具の操作確認や点検をしておきましょう

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中性薬剤なので衛生管理が求められる 現場にもおすすめです。

強化液(中性)消火器

2. 停電時の対策をしておきましょう

停電時でも正確な情報を得るために 情報機器を準備しましょう

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映像と音声で正確な情報をキャッチ

ワンセグTV 2インチ乾電池式

スマートフォンの充電切れの時のために予備電源を準備しておきましょう

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スマホ充電、LEDランタン・懐中電灯

マグネ充電池

電動の医療機器を使用されている方は、停電時を想定し、医師や医療機器メーカーに対応策を相談しておきましょう。また、湯沸しや調理等に使用する家電製品の予備電源や発電機の備えも検討しましょう。

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停電時や災害時の電気の備えに

ポータブル電源

施設や避難所を運営する方へ

停電になった場合、エレベーターやエスカレーターが停止する可能性があります。地震により物品が倒れ障害物となったり、 ガラスが飛散している可能性もあります。そういった状況を踏まえ、車椅子の方やご自身で移動ができない方が円滑に避難 できる方法を準備しておくことをおすすめします。 また、停電や地震によりトイレが使えなくなることもあります。避難先のトイレ設備によっては、障がい者の方が使用できなかったり、使用できたが困難を強いられるといった課題もあります。平時も含め、トイレ環境の改善と災害時の対策を考えておくことが求められています。そして、障がいの内容によって見かけでは分からない方もいらっしゃいます。 まずはそういった方がいることの認知と対策をしておきましょう。 ※特に災害時においては、当事者もできる範囲で周囲にご自身のことをお知らせすることで支援を受けやすくなりますのでご検討ください。

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非常用階段避難車
エクセルチェアー

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けん引式車椅子補助装置
JINRIKI®(じんりき)

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毛布 兼 担架
もうたんか®

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避難所でのコミュニケーションツール / コミュニケーション備蓄ベスト (ヘルプマーク)

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段差が無く、車椅子の方にも優しいバリアフリー設計です。
マンホール対応型トイレサニタハウス

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サニタハウスと組合わせることでプライバシーを守ったトイレ空間になります。
トイレ台座

障がい者防災チェックシート

チェックシートをダウンロードして
いざという時のために日頃からのチェックを行いましょう。