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食物アレルギーを考慮した防災対策

今から50年前の日本では、アレルギーはほとんどありませんでしたが、近年では、国民の3人に1人が何らかのアレルギーを持っていると言われています。その中でも食物アレルギーは、症状は様々ですが、重篤な場合は、全身の複数の臓器に症状が現れる「アナフィラキシー」が起き、最悪の場合は死亡にも至ります。
東日本大震災などの過去の災害時では、アレルギーを持つ方が、アレルギー物質が入った非常食を食べられず栄養をしっかり摂る事が出来なかったり、周りから非難されたりという事例も、報告されています。トラブルの原因になる前に、アレルギーを持っている方は災害時に備え、アレルギー物質が不使用の非常食を備えることをお勧め致します。

参考資料:厚生労働省HP 食物アレルギー(PDF)

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事前に知っておきたい情報

食物アレルギーとは

食物を摂取した際に、食物に含まれるタンパク質などを体が異物として認識し、自分の体を守るために、過剰な反応を起こすものです。これは、免疫学的機序を介し、湿疹やじん麻疹、下痢などの症状が起こりる免疫反応の一つで、我々の体にとっての異物を排出するための一つのメカニズムです。

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食品表示・アレルギー表示(特定原材料7品目、特定原材料に準ずる21品目)について

世の中にアレルギーの原因物質は多くありますが、食品表示法でアレルギー表示として表示する事を定められている物質は下記の「特定原材料」の7品目と、「特定原材料に準ずるもの」の21品目、二つの項目を合わせて合計28品目です。

特定原材料(7品目)

卵・乳・落花生・そば・小麦・かに・えび

特定原材料に準ずるもの(21品目)

アーモンド・あわび・いか・いくら・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン

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意図せざる混入(コンタミネーション)

注意すべき事としましては、アレルギー物質等の意図せざる混入(コンタミネーション)があります。
工場で共同のラインなどを使用する事により、本来原料ではない物質が混入されることがあります。
アレルギーは微量でも発症する事があるため、注意が必要です。
【一般に販売されている商品には、「○○(特定原材料等)を含む商品を同じラインにて製造しております」
等の記載がされている事がありますが、コンタミネーションの注意を表示しているという意味です。

災害時における支援体制

プッシュ型支援

発災当初は、被災地方自治体において正確な情報把握に時間を要すること、民間供給能力が低下すること等から、被災地方自治体のみでは、必要な物資量を迅速に調達することは困難と想定されます。
このため、国が被災都道府県からの具体的な要請を待たないで、避難所避難者への支援を中心に必要不可欠と見込まれる物資を調達し、被災地に物資を緊急輸送しており、これをプッシュ型支援と呼んでいます。(引用:内閣府)
また、以前は災害発生後3日間で、救援物資が届くとされていましたが、実際に災害が起こった地域では、3日間では救援物資が届かなかったケースも報告されており、政府からの備蓄も『最低3日、推奨1週間』と案内を変更しています。
アレルギー対応の保存食は、役所・民間企業にて備蓄を進めてはいますが、まだ対応ができていないところもあるため、自助として自分で備蓄をしておくことが必要です。

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事前に対策しておきたいポイント

アレルギーの現状把握

アレルギー対策として、まずは医療機関の診断で現状の把握および許容量を知ることが重要です。
年数が経つにつれて、許容量が変わる場合がございます。その為に現状を知るところから始めることをお勧め致します。(参考文献:ニッポンハム 食の未来財団)

現状を把握した上での備え

①避難所生活では、通常のアルファ化米と食物アレルギー対応したアルファ化米の区別は専門的な知識のない人には困難です。誤って渡したり、誤食のリスクが付きまといます。最低限として、自分が食べられる保存食を防災リュックに備えておくことが重要です。


②災害時を想定し、期間別に応じて、対策を考えましょう。

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災害前

・アレルギー対応食品および水の備え
・食物アレルギーを知らせる札
・緊急薬、食物アレルギー緊急時対応マニュアルなどの作成・備え
・受診や検診などで仲間づくりをするなどといった対策や情報の収集

災害直後 (発生時~1週間)

・アレルギー体質の周知
・支援物資や飲食物の内容確認
・行政支援窓口への相談や支援団体などへの要請

災害直後 (発生時~1週間)

・誤食への注意
・栄養バランスへの配慮

ローリングストック

普段の生活で防災用の食品を利用し、食べたら先入先出で補充する方法です。ローリングストックを行う事で普段食べ慣れていないことによる食欲不振や保存食の期限切れ、保存食の備え忘れを防ぐことが出来ます。災害時の備えは大切ですが賞味期限管理も含めて忘れてしまうリスクを軽減するためローリングストックを推奨されています。

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